H23オープンキャンパス of Nanoscience INST

オープンキャンパスのお知らせ

ナノサイエンス・インスティテュート
—ナノ材料を観て、ナノ科学を体験しよう—

日時:平成23年8月6日(土)10時〜16時

説明会と個別相談
時間:10:40、11:40、12:30、13:40、14:40、15:30から説明会を行います。
   個別相談は、10:00から16:00までの間で、随時行います。
場所:9号館3階(9311A)第1学生実験室
内容:ナノサイエンスとは? インスティテュートとは? どんな勉強をして、どんな職業に就けるの? 従来の学科とどこが違うの? 入試はどうなっているの?など、ナノサイエンス・インスティテュートに関することについて、説明します。また個別相談では、何でも相談に応じます。

公開実験、体験コーナー
時間:10:00から16:00までの間で、随時行います。
場所:9号館3階(9311A)第1学生実験室、2階(9240,9253)、1階(9107)、18号館3階(308)

以下のテーマを予定しています:
1)分子の世界のコンピュータグラフィック 9号館3階(9311A)
一つの分子の大きさは、普通、数Å~数ナノメートルですから、目で見ることはできません。しかしコンピュータを使えば、メタンからタンパク質の構造まで、3次元的に画面に映し、マウスで動かすことができます。ここではパソコンを使って、好きな形の分子や気になる分子を描いてみたり、タンパク質を検索してプリントすることもできます。

2)フラーレンって何? 9号館3階(9311A)
フラーレンは炭素原子が球状のネットワーク構造を構成している化合物の総称です。C60はフラーレンの代表例であり、60個の炭素原子が12個の五員環と10個の六員環を構成し、サッカーボール状の3次元中空分子となったもので、その分子直径は約0.71nmです。建築家のバックミンスター・フラーが建設したドームの構造に似ていたのでフラーレンと名付けられました。

3)アルコールで色が変わる金属分子 9号館3階(9311A)
最近、様々な刺激に応答して性質が変化するナノ結晶が数多くつくられています。このコーナーでは、アルコールに反応して結晶の色が黒から赤へと変化する金属錯体ナノ結晶を紹介します。

4)光るナノ分子−ナノ分子を使って細胞をスパイする− 9号館3階(9311A)
近年、蛍光性の分子を細胞に入れて、細胞の中にある物質の動きやその発生過程を調べる研究がさかんに行われていいます。このコーナーでは、自分たちで作った光るナノ分子を使って、細胞中で発生する過酸化脂質を捕らえた研究を紹介します。実際に蛍光顕微鏡を使って細胞を覗いてみてください!!

5)ナノの世界を観よう! −実験室見学— 
細胞のイメージングを行うために実用化されているナノ粒子として、Qドットナノクリスタルがあります。この微粒子は光学顕微鏡では見ることができない程小さな粒子です。このようなナノの世界の物質を観察するには、電子顕微鏡が必要となります。電子顕微鏡には主に次の2種がありますが、それらを使ってナノの世界を観てみましょう。
  走査型電子顕微鏡(SEM)[9号館1階(9107)] 
  走査プローブ顕微鏡(SPM)[18号館3階(308)] 

6)表面と界面の構造と電子状態を調べる!−実験室見学— 9号館2階(9240, 9253)
ナノメートル スケールの薄膜、線、粒子を作ると、大きなスケールでは見られない特徴的な現象が起こります。その現象には、物質の表面や、異なる物質が接する境界(界面)の状態が深く関わっています。そのため、ナノを理解し、人工的に制御するためには、表面や界面のナノ構造と電子状態を調べることが必要不可欠なのです。内部に埋もれた界面の構造を調べる方法(X線反射率法)と物質表面の化学結合状態、電子状態を調べる方法(光電子分光法)について紹介し、実際の計測装置を観てもらいます。 

7)ナノサイエンスに関するビデオ上映 9号館3階(9311A) 



多数のご来場をお待ちしています。