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"エクセター生活情報"は、エクセターで生活したときの覚書きです。

生活準備編

Contents

 ● 家探し
 ● 小学校
 ● 電話
 ● 滞在許可証
 ● 銀行
 ● インターネット
 ● 
 ● NHS (National Health Service)
 ● 電気・水道・住民税
 ● テレビ

家探し

 エクセター大学のメインキャンパス(Streatham campus)は市街地の北にあり、間にはタディフォード・ブルックという谷になった緑地帯があるので、市街地方面からは東か西から回り込んでアクセスする必要があります。またアップダウンがかなりあるので、自転車は向いているとはいえません。大学にはDの路線バスが乗り入れているので、遠めの場合はこの路線沿線も良いかもしれません。車の場合は、駐車場(たぶん有料)を申請できるようです。

 客員研究員では、大学の寮は紹介してもらえないようです。(寮は学生用らしい。)ただ、大学の休暇期間はホテルのように安めに貸し出されて、スタッフ割引を使えるようです(こちらを参照。お世話になる先生にスタッフコードを聞く必要有り。)。しかし、私が紹介されたときは、町中のホテルに比べ格安というわけでもなく、大学から町中までのアクセスはそれほどよいとは言えないため、住居が決まるまでの仮住まいとしては素直に町中のホテルの方が便利だと思います。時期にもよりますが、アパートメントタイプが借りられると広くて割安でおすすめです。ただ、数もあまりないようなので、夏の時期は難しそうです。

 日本からアパートを契約するのは、かなり難しいです。不動産の検索にはRightmoveが使えます。地図からも探せるので便利です(ただたまに場所の表示が間違っています)。あたりをつけるにはよいのですが、不動産屋に連絡すると、部屋の内覧(Viewing)が必要(写真とだいぶ違うことがあるので、絶対にしたほうがよい。)、契約にすでに有効な滞在許可が必要(不動産屋による)などのため、ハードルが高いです。また物件の回転が速いので、よさそうな物件はすぐに埋まります。逆にいつまでも残っているのは難ありと思った方がよいでしょう。現在の住人が退去を申し入れるのが退去1か月ぐらい前までというのが多いので、探し始めるのが早すぎてもしょうがないのですが、現地で探すにしても2か月ぐらい前から調査はしておいた方が土地勘、相場観を養うのによいかと思います。借りたい物件をキープしておいてはくれないので、基本的に見るだけです。出発が近づいたら、Viewingを予約しておくのはよいと思います。うちは、内覧を研究室の知人にお願いしたりして、日本からのやり取りでもいくつかいいところまで行きましたが、結局決まるところまで行かず、現地で探しました。不動産屋は市街地の東端、西端に結構固まっています。郊外の不動産屋より、町中に店舗がある方が行きやすいのでやはり便利です。物件の内覧は、現地集合が基本のようで、内覧を申し込むと、「XX時にZZ(正確な住所)で」といった連絡をくれます。現地で探すと話は早いのですが、決まってもすぐに入れないこともある(3日で入れるというところから、1週間以上手続きにかかるところも。でも時間がかかるところの方が、管理はしっかりしていそう。)ので、2~3週間はホテル暮らしを覚悟した方がよさそうです。

 うちの探索条件としては、
● 大学・市街地・小学校に徒歩圏内(できれば20分以内ぐらい)。
● 家族4人(大人2人・小学生2人)のため、2 double bed room or 3 bed room
● できれば家具付き、キッチンはガスコンロ(gas hob)
● 駐車場付き

 徒歩圏内を考えると、大学と市街地の間が候補です。B3183沿いのマンション、Howell road周辺やHorseguards周辺、Richmond courtあたりが、時期にもよる(うちは8月に探しました)と思いますが比較的物件も出やすい感じでした。また、St. David Stationからは少し離れますが、大学の東側も市街地へのアクセスはまずまずで、大学関係者は多いようです。(ホストの先生をはじめ、何人か知り合いが住んでいます。)
 治安はExeterはどこも比較的よさそうです。結局うちは閑静な住宅地のHorseguards内のフラットにきまりました。大学の入り口まではHorseguards北側の遊歩道を通って5分ぐらいですが、私の通うPhysics buildingは大学の一番奥のほうなので、15分程度かかります。一方、小学校はNewtown primary schoolで、反対方向に15分程度、市街地High streetの東側に10分程度です。大学まで徒歩30分程度(これぐらいの人も多い)でよければ、市街地の少し南側までが大学までの徒歩圏内になると思います。

 部屋の大きさは、Rightmoveにサイズが書いてあるものもありますが、実際見ないとなんとも言えません。家賃の相場は、2 double bed roomもしくは3 bed roomで、それぞれ£700-900, £1000-1200ぐらいです(2017)。私たちは結果的には2 double bed roomで足りました。大きめの一部屋を寝室(ベッドは置かず、マットレスを直接床にひくことで4人分入りました)、小さめの一部屋を物置きとして利用しました。

 Exeterには、家具付き(furnished)はほとんどありません(洗濯機と冷蔵庫だけは普通ついていますが、ないこともあるので物件情報はよく確認しましょう。)。また火事防止のためかコンロのgas hobはとても少ないです。うちは結局どちらもあきらめました。一番多いコンロはElectric hob (EH)で、煮込み料理にはよいですが火力不足は否めないようです。その他はInductive hob (IH)かCeramic hob (CE)で、IHは日本でもおなじみですが、CEはEHの進化版で、うちはこれでした。見た目がIHだったので期待を裏切られましたが、これは意外に使えます。(ガラス板の下に電熱器が埋め込まれていて赤熱します。)ガスが必要な場合は、カセットコンロ(Amazonやアウトドア用品店で調達可能)で対応するのがよさそうです。

 駐車場は、RightmoveでResident permit parkingと書いてあるものは、路上駐車です。路上駐車ができる領域が決められていて、駐車許可証を市から買うということのようです。駐車場所が確実に空いているとは限らず、またこちらの縦列駐車は神業のようなので、敷地内駐車場もしくはガレージ付きのものを探しました。またstreet parkingは、敷地内やガレージに比べて、車の保険料も高くなるようです。

 私たちが契約に必要だったのは、滞在許可証、個人連絡先(滞在ホテルと個人電話番号)、保証人(ホストの先生にお名前を借りました)、日本の職場(大学)の連絡先です。所得証明も必要だったかもしれません(忘れました。。。ビザを取った時の書類が一通りあれば間違いないでしょう。)。賃貸契約には、初めに6か月分払ってくださいというのがよくあります。ただこちらの銀行口座もない中、クレジットカードは使えないことも多く(信用がないので即金が必要)、日本からの海外送金は時間がかかる(タイミングが良くてふつう最短翌日、悪いと3-4日)し、ということで役に立ったのが即時引き落としのできるVISA Debit cardでした。(一応家賃支払いに使うつもりで持ってきていました。)ということで、Debit cardの準備を強くお勧めします!ちなみにJ-DebitとJのついているものは日本限定なので注意。

 <注意事項>
 支払い確認されて、初めて契約完了です。そうでないと鍵はもらえません。
(契約が完了すると、普通Rightmoveから物件情報が消えます。)
 Dabitカードの限度額を確認しておきましょう。
(限度額が低いと引き落とせず、カードが使えないと出ます。SBI銀行なら、ネットで限度額変更可能です。)

小学校

 まず、Academic vistorビザで公立の小学校は入れるの?とよくWeb上でも話題に上っていますが、みなさん大丈夫だったと言っているように結論から言うと問題ないようです。
(ただ、最近小学校等の教育財政も厳しいようです。そのうち、ビジターはダメとか、いくらか払えとなるかもしれません。そこまでケチるようにならないことを祈りますが。)

 上記の周辺の小学校だと
  St Sidwell's Church of England Primary School
  Newtown Primary School
  St David's Church of England Primary School
あたりが候補です。また、大学東側だと
  Stoke Hill Junior School
になるかと思います。St Jamesという中学校が大学東側にあるので、中学校も考える場合は大学東側が便利かもしれません。(定員状況で入れるとは限りませんが。)
 この辺は国外から大学に来ている人の子供が多いので、non-nativeの子供にも慣れていると思われます。また学校評価はこちらのサイトも参考になります。評価は1段階ぐらいは上がったり下がったりするみたいなので、短期滞在ですし、よっぽど悪くなければあまり気にする必要はないでしょう。St Sidwellのほうが近くてnon-nativeのサポートもこちらのほうがよさそうらしいのですが、いっぱいで入れませんでした。(イギリスの学校は定員が厳密に決まっていて、超過は許されないらしい。)

 小学校の選択は一応学区がありますので、まず住むところが決まらないと動けません。(でも近隣の小学校がどこもいっぱいだと遠くに行くこともあるらしい。)住居が決まり次第、州役所(Devon county council)で希望(第3希望まで)を出して連絡を待つのですが、1週間待っても返事が来ません。直接学校に行ったらすぐに入れたという話を聞いたので、州役所からの連絡がくる前に学校に行ってみると、Sidwellはいっぱいといわれて連絡を待つようにという感じでしたが、Newtownは行ってみたら即OKとなりましたので、こちらに決めました。Exeterでは直接学校に行って聞いてみる方が良さそうです。

 小学校までは、親が送り迎えしないといけません。(高学年(year 5と6?)だと一応一人でもよいようです。)また、お昼に給食(School dinner)があります。毎朝給食を食べるかの調査があって、食べる日は給食代として£2.40持っていきます。半分ぐらいの人が給食を食べるようで、その他の人はお弁当(Pack lunch)を持ってきます。給食はメニューを見るとおいしそうですが、実際はあたりはずれが多いようで、うちは週1回だけおいしそうなメニューの日に給食にしていました。

 その他、小学校の行事等についても参考になると思いましたので、こちらにまとめました。

 中学校のほうはよくわかりませんので、近くの学校のリンクをリンク集のページに掲載しています。

電話

 何をするにも電話番号が必要になるため、こちらについて一番初めにした方がよいことが電話番号の入手です。High street沿いThreevodafoneがあります(隣同士です)。Sim freeのスマホを持っていれば、ここでプリペイドsimを手に入れるだけでこちらの電話が開通します。(日本とヨーロッパは比較的通信バンドが同じ(1, 3がメイン)なので、安いSim free端末でも大丈夫です。でも田舎は違うバンドが使われているのか、電波がないのか、圏外になることもよくあります。iphoneや対応バンドの多い高級機種のほうが安心といえば安心ですね。)私はThreeで£10のプリペイドを契約しましたが、プリペイドは1か月ごとに更新しなければならないので、銀行口座のカードができれば更新不要の銀行引き落としのプランに切り替えられます。うちは1か月後に切り替えました。(店頭で手続きしました。simの交換がありますが、電話番号は引き継げます。12 months縛りがあったりしますので、タイミングをよく考えたほうがいいでしょう。高くなければ、1月分ぐらいは捨ててもいいかもと思います。ただ今思うと、解約が大変なのでプリペイドもままのほうがよいと思います。)
 銀行引き落としの方が同料金での容量は多いのですが、£10のEssential planというのにするとテザリングができません。(プリペイドは£10のでもできます。)普段はテザリングなしでも困りませんが、家のネット回線の調子が悪かった時にPCがネットにつなげなくて少し不便でした。自宅にネットを引くと、あまり多くのデータ量は使わないので、更新の手間が気にならなければプリペイドを使い続けるのもありかもしれません。
 Threeの電話のいいところはEssential planでもEU内ローミングの追加料金がいりません(自分のデータ容量範囲内の場合)。アムステルダムやウイーンに行った時も、普通に使えました。出張などのために全世界までサポートしたい場合は、Advanceプラン(最安£15)にしておくとよいでしょう。テザリングもできるようになります。この価格とサービスは、日本の携帯会社にも見習ってほしいものです。

注:
 ローミングの際、国によっては通話やデータ量に応じた追加料金がかかるようですので、行く国の料金は調べておきましょう。日本のローミングは高いです。Essential planでもなぜか日本でつながってしまったので、すぐにデータ通信を切るようにしましたが、かなりの追加課金がありました。

追記:
 帰国準備編に書きましたが、解約が大変です。(英語に問題がない人でも、とても時間がかかるし、イライラすると思います。英語での電話が苦手な人には最悪です。)ということで、手間はかかりますが、プリペイドを更新し続けたほうが良いかなというのが現在の感想です。他の携帯会社ならましかもしれませんが。。。

滞在許可証 (Residence Permit Card)

 次にしておくことは、滞在許可証を取ることです。これはビザ申請時に指定した郵便局に取りに行きますが、ExeterでしたらまずPrincess hayの郵便局でしょう。エレベータを上がって右手に曲がった目の前の窓口で手続きできます。この時にも電話番号の記入は必要でした。(まだもってなかったらどうするんだろう?)

銀行

 こちらはカード社会なので、ちょっとした買い物をするにも、Debit cardでの支払いが多くなります。また、公共料金の引き落としや振込みをするにも銀行口座はなにかと必要です。ただ、家が決まらないことには基本的には銀行口座も開けません。(住所が必要なので。)
 銀行窓口は、大学のForumという建物にもNatWest (1F)(2018/08にclosed)とSantander (3F)が入っています。私はSantanderで作りましたが、国外からきて銀行口座を作る人に慣れているためか、滞在許可証と賃貸契約書だけで簡単に作ってくれました。手続きのための予約が必要で、時期によっては数日待たされるので、家が決まったらすぐに行くとよいと思います。
 口座が開設されると、いわゆるキャッシュカードと、ふだん買い物に使うdebitカードが数日後に送られてきます。このdebitカードはイギリス国外でも使えます。もちろんネットバンキングもできます。

インターネット

 うちのフラットにはVirgin mediaの回線が来ていましたので、High streetにある店舗で契約して、セットトップボックスを持ち帰って設定したら、即日開通しました。1年のパック契約で電話もついていたのですが、電話は結局使っていません(電話を使わなくても、このほうが解約自由のブロードバンドだけより安くかつ回線が速かったので。)。セットトップボックスは無線LAN付きでした。一応wifiルーターは持ってきていたのですが、自宅で使う分には必要はなかったです。(代わりに大学で活躍しているので、持ってきて良かったですが。)インターネットの回線が来ていないとたぶん自分ではつけられないので、大家さんにお願いしてつけてもらわないといけません。

 子供がいると、車はあったほうがなにかと便利です。行動範囲が格段に広がりますし、普段の買い物(大型スーパーでのまとめ買いは便利)にしても、ちょっとした郊外に出かけるにも、フットワークが全然違います。また左側通行で運転に違和感がありませんので、すぐに慣れました。
(慣れる必要があるのは、ラウンドアバウトという交差点のところと、街中の横断歩道に人が渡ろうとしていたら必ず止まることだけですね。)

(追記)ーーー
 レンタカー(オートマ車あり)もあるようで(センターよりは少し離れていますが、センターからバスでのアクセスはよさそうです)、車を持つ予定のない方で、たまには使いそうな方は、「エクセターの街」のほうに少し情報をのせておきましたので、そちらをご覧ください。
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 街中の駐車場は狭めのところが多いです。うちのも小さい割に思ったより幅があったので、乗り降りの際のドアの開け閉めは気を使います。また、ドアミラーをたためる車も少なく、うちの場合家のガレージに入れる時は、ミラーからシャッターの金具まで左右2 cmぐらいしか余裕がありません。結局家内は出し入れに自信がなく運転しませんでした。

 車はロンドンのテムズカーで日本から購入しました。日本語対応・日本的対応なので安心です。日本から電話で購入・手続きの相談にものっていただきました。MOT(車検)、Vehicle tax(道路税)も一緒に手続きしてもらえます。また、日本語対応の車の保険等も紹介してくれます。主に日本人向けということもあり、オートマ車の在庫が充実していますが、こちらはオートマ車があまりないため、マニュアル車に比べると高めなのだと思います。ここは車をデリバリーしてもらえる(デリバリー自体は無料ですが、ガソリン代は負担)ので、エクセターに着いた翌日にホテルまで持ってきてもらいました。エアコンガス切れ初期不良も、すぐにエクセターの修理屋を手配してくれ、無料で対応していただきました。

(追記)ーーー
 最近、Exeter small automaticというオートマ小型車を扱っている車屋さんがあることを教えてもらいました。地図を見る限り、Magdalen road沿いで市街地から一応歩けそうなところにあります。HPを見た感じでは結構品ぞろえは豊富そうで、値段の感じはテムズカーと同じぐらいかなと思いました。また買取りもやっているようで、英語での交渉に自信があれば、こちらで売買するのもよさそうです。
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 こちらでは、小さい子供にはチャイルドシートの設置が法律で義務付けられています。チャイルドシートはどこで買えるのか迷いましたが、Argosでネット注文・即日入手可能でした。安価なものからあるので、気軽に買えます。

 知らない道を走り回るには、スマホをナビにするのは必須です。GPS感度のいいスマホを使いましょう。設置にはこんなスマホホルダーが便利です。私のスマホ(ASUS)は感度が悪くて全然使いものにならず、家内のスマホ(Huawei)を使いました。またシガレットからの充電器もあったほうがよいでしょう。(最近の機種は分かりませんが、ちょっと前のASUSのGPSはダメで有名らしいです。それに比べてHuaweiのすばらしいこと!)

 こちらの駐車場は、近くのチケットマシンで駐車時間に応じたチケットを買って、フロントガラスのところにDisplayしておきます。車のナンバー(Registration number)を打ち込むタイプもありますので、ナンバーの控えを持っておくとよいと思います。また、チケット購入にはコインが必要です。(銀行のdebit cardは使えないみたいです。クレジットカードを作ればよいみたいですが。日本のクレジットカードでは試しませんでした。)

 ガソリンは、セルフで入れた後に、併設のKIOSKで何番目の装置を使ったかを言って、清算してもらいます。なぜかガソリンのほうがディーゼルより安いです。

 洗車はPinhoeのSainsbury'sの場合、まずはKIOSKで洗車チケットを買って、洗車機の前でチケットに書いてあるナンバーを入力します。

(帰国前:詳しくは帰国準備編に書きます。)
 Vehicle taxは、登録した月から6か月や12か月有効(支払い金額による)のようで、1年後ちょうどあたりに手放すためには1か月足りなくなり、有効期限が切れる前にまた支払わないといけないようです。うちには7月はじめに「7月いっぱいで有効期限が切れるので、乗り続ける場合は支払うように」との案内が来ました。6か月か12か月のまとめ払いしかできませんが、売るなど持ち主が変わる手続きをすれば、残った月分はrefundされるようです。
 MOTやtaxは大した額ではないので、切れる前に手放してしまうより帰国前まで使えるように手続きするのをお勧めします。帰国前の片付けに、車があるとやっぱり便利です。
 ー追記ー
 どうもtaxはrufundされた形跡がみつかりません。あとから使用者変更手続き終了の手紙がくると書いてあったので、払い戻しにはの手続きが必要なのかもしれません。(転送をかけなかったので、この手紙は受け取っていません。)月ごとのDirect debitをおすすめします。

NHS

 こちらには、医療としてNHSのサービスがあります。渡航準備編にも少し書いたように、昔は誰でも無料でしたが、現在は財政難らしく、ビザを取る際に保険料を払わなくてはビザが取れなくなりました。しかし、Academic visitor visaは申請時に保険料を払う必要がなく、その代わりNHS(その他public serviece)は使えないといわれています。ただ、使えたという人もいて情報が錯綜しています。まだ制度が切り替わったところで、現場での対応が周知されていないのでしょう。

 滞在許可証の裏にはNO PUBLIC FUNDS/NHS OVとあり、現在は使えないことが基本だと思います。うちはAIU(現在はAIG)の海外駐在保険はかけてきたものの、試しにNHSの病院にも登録に行ってみました。近くのGP(かかりつけ病院)はこちらで探せます。対応の良し悪しの評判を見て選ぶとよいと思います。結果としては、登録は無料で可能でした。しかしこれも個々の病院の対応によるかもしれません。もらった資料に、使う場合は無料で使えるとは限らないといった記述がありましたので、使うと保険料を徴収されるのかもしれません。しかし、こちらの病院はあまりきちんと機能していないようので、どうしても必要な場合はPrivateの病院に行って、あとで日本で入った保険に請求する方がよさそうです。(ということで、Academic visitor visaで来る場合、NHS登録は私はお勧めしません。登録していなくても急患対応は受け入れてくれるそうです。)ロンドンだとキャッシュレスで受診できるAIU提携病院があるようですが、Exeterには残念ながらありません。

 NHS登録を予定されている方で、奥様帯同の場合は、子宮頸がん検診の英語証明を持ってきておくとよいでしょう。年齢にもよると思いますが、検査を受けるよう案内が来ます。うちはこれ以上関わりたくなかったので、もうすぐ日本に帰るので帰ってから受けるといって逃げました。

 NHSの許容量オーバーによる対応悪化の問題に関しては、ときどきニュースでも話題になっています。(救急で運ばれたのに数時間放置されて、廊下で亡くなっていたとか。とりあえず待ち時間を4時間以下にするのが目標のようです。それにしても、4時間が目標って。。。)

電気・水道・住民税

 これらは、契約している会社にもよると思いますが、参考のため我が家の状況を紹介します。
 電気や水道、市への届け出は、不動産屋から一応連絡が行くらしく、入居してからの連絡は必要特にありません、と契約書には書いてありましたが、電気だけは後で述べるように、こちらから問い合わせるまでなにも来ませんでした。
 また、きちんとした不動産屋だと、各種メーターの値は入居時のものを記録しておいてくれるはずですが、自分でも入居時に確認しておくことをお勧めします。(うちの不動産屋はしっかりしている感じで、契約書にも引き渡し時のメーターの読みが書いてありました。)

● 水道
 入居した日から、なにもしなくても水道は出ました。入居して少し経つと、水道屋から今後水道代を請求しますとの封書が届きました。うちの水道(South west water)の請求は、3か月ごとに来るようです。請求書が入っているので、大学にある銀行で払い込んでいます。銀行からのネット振込に対応していませんでした。(Direct debitにするのは可能ですが、3~4回程度しか払わないのでやめました。)3回目にきた請求書をみたところ、Debitカード払いは受け付けるようになっていたので、やってみました。きちんと領収書もメールで送られてきますし、こちらのほうが楽ちんです。
 退去後の最後の支払いは、direct debitによる自動引き落としが最も簡単のようなので、初めからdirect debitにしておけばよかったかなと思いました。
● 住民税?(Counsil tax)
 2か月ぐらい?すると、市から住民税or地方税(建物にかかる税金)の案内が来ます。1年にどれくらい払わなくてはいけないかと、月々の分割料金が書いています。不動産の価値によって税金のランクが変わるようなので、家賃の高い物件(正確には建物の不動産価値が高い物件)は、税金も高いようです。うちは銀行引き落としにしました。ネットで手続きできます。退去時には、市役所にちゃんと転出するので税金を止めてほしいと言いにいかないと、税金の請求が来続けるらしいです。
● 電気
 入居した日から、なにもしなくても電気は使えました。上記の2つは、ほっておいても連絡が来ていたのに、電気だけはいつまでも来ませんでした。あんまりほっておくのも怖かったので、不動産屋に電気会社を教えてもらい、問い合わせました。何度かのやりとりのあと、こちらの初めのメーターの読みと連絡時の読みを伝えて、ようやく請求が来ました。うちのメーターにはLowとNormalの2つがあり、Lowが夜間電力、Normalが昼間電力のようで両方の読みが必要です。(電力会社によっては2つに分かれていないこともあるようです。)この会社(Good Energy)は、3か月ごとぐらいに来るようで、メーターは会社が請求月前月の24日に読んで料金を出すようです。ちなみに会社によって、メーターの読みが自己申告だったり、平均的な料金をどんぶりで請求するというところもあるようです。(実際のところは未確認。)支払いは、ネットで振込んでいます。

テレビ

 TVを見るためにはTVライセンスを買わなくてはいけません。1年ごとの更新のようで、ネット配信を番組を見る場合にも必要です。うちは入居した際に、「この場所はTVライセンスが切れているので、見る場合はライセンス料を支払いなさい」のような封書が届いていました。 TVを買ったら忘れずに手続しましょう。手続きはこちら。ネットで支払えます。
 1年で£150 (2017)ぐらいかかります。見ない場合はもちろん支払わなくてよいと思いますが、まああったほうがやはり便利だと思います。字幕を出しながらも見られます(チャンネルや番組にもよります)ので、英語の勉強にもよいです。子供も、アニメは分からなくても一生懸命見るので、耳ならしにもよいと思います。
 TVを購入する場合はFreeview対応、SmartTVのものがおすすめです。たぶん自宅にネットはひくと思いますので、ネットにつなげばon demandでいろいろ無料の番組が見られますし、番組表も見やすいです。うちは、BBCのiPlayerで子供用の歴史番組(Horrible History:面白いです。)をよく見ていました。iPlayerの番組はPCを使って日本からも見られますすが、ひと工夫(UKへのVPN)が必要です。(日本に帰ってから、NordVPN(有料ですが速度も速く安定していて、まずまず安いという評判)を導入して、PCでiPlayerが見ることができました。しかし、それでも回線が遅いのか(日本では光回線なので、どこか途中?)、うまくつながらないことも多々あります。)

 日本のTVを見ようと考えている方は、渡航準備編の「日本のテレビを見る」をご覧ください。