Q&A of Nanoscience INST

Q1:ナノINSTは物理と化学の両方を学んでいないといけないのですか。高校で物理学を学んでないのですが、ついていけますか?
A1:高校でどちらかをやっていれば、大学に入学してから、未履修の部分を補うような進め方をするから大丈夫です。 「ナノサイエンス基礎演習」でリメディアルも含めた演習を行っています。チュートリアル制度で、ナノの教員の1人当たり、数名の生徒を担当して、常時、勉学の相談にのれる体制をとっています。 ナノの学生が勉強できる部屋を取ってあります。新棟ではその部屋が各学年1つできます。その部屋で、いつでも質問を受け付けることができるようになっています。
Q2:従来の学科とどこが違うのですか。
A2:ナノサイエンスは、物理学や化学など複数の分野の知識や考え方を必要とする複合領域の科学です。そこでナノサイエンスコースは、ナノサイエンスやナノテクノロジーの分野に必要な科目を学べるよう、物理科学科と化学科が学科の垣根を取り払って作りました。将来ナノサイエンスの分野で身を立てたいと考えている皆さんにとっては役に立つはずです。
Q3:物理と化学の両方を学ばないといけないのですか。
A3:基礎的な知識は学んで欲しいと思います。2年次からは物理と化学に分かれてどちらかを主体に学ぶことができます。したがって、両方の最先端の難しい知識を習得するわけではありませんので、負担となることはありません。もちろん、意欲のある人は、両方を学ぶこともできます。
Q4:就職はどのようなところに行けるのですか。
A4:物理科学科及び化学科の就職担当の教員のところに例年多くの企業の方が訪れており、物理の知識と化学の知識を兼ね備えた学生が欲しいと言ってくれています。したがって、理系の多くの企業が採用してくれるものと判断しています。昨年度は物理科学系および化学系の中堅企業及び製薬会社に多くの学生が就職しています。
Q5:大学院の進学はどうなっていますか。
A5:多くの卒業生が大学院に進むことができます。物理科学科及び化学科共に、卒業生は本学大学院はもちろん、九州内および全国の国立大学法人の理学系及び工学系の大学院に多数進学しております。
Q6:一般入試はどのようになっていますか。
A6:インスティテュート独自の日程で入試をします。出願時にいずれかの学科を所属学科に決めると同時に、他方を第二志望学科とすることができます。前期日程の入試科目は英語・数学・理科の3科目で、理科は「物理」または「化学」から1科目選択します。いずれの学科を第1志望にしても、「物理」でも「化学」でも選択できます。後期日程では、英語と数学の2科目入試を行います。詳しくは、募集要項を確認してください。
Q7:第2志望で入った場合、2年次に進級するとき転学科は可能ですか。
A7:可能です。1年次に所定の単位を取得し、簡単な試験に通れば、ナノサイエンスの中で転学科できます。
Q8:学科内で、二つのコース間の移動は可能ですか。
A8:ナノサイエンスの物理コースから物理科学科の物理科学コースへの移動およびその逆、あるいはナノサイエンスの化学コースから化学科の化学コースおよびその逆への移動も可能です。ただし、同一学科内での転コースであっても、入試の科目などが異なるために転部・転科と同様な扱いとなります。また、同一学科内での転コースであっても、入学後のカリキュラムが異なるために、コース変更後の科目の読替えができないなどの問題が生じる可能性があります。卒業に必要な単位数の取得不足などで困らないように、転コースについては慎重に考えて判断してください。
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